薬物依存症について
皆さんは薬物依存患者というと、どんな印象がありますか?ヤクザ、マフィア、不良とあんまり良いイメージは無いでしょう。当然それ自体犯罪ですから、嫌悪感を抱く方も多いと思います。
薬物依存症は、実は、脳内に神経科学的変化が生じている脳の病気であり、薬物に対する強固な依存から回復するためには、治療が不可欠です。薬物依存症の治療法について詳しく解説します。
一概に依存する薬物にも色々な種類があります。覚せい剤、麻薬、コカイン、大麻、幻覚剤、シンナーなど、ちなみに精神安定剤や鎮痛剤、アルコールも依存性薬物と言われております。その中でも日本では取り分け、覚せい剤が多いんです。
薬物依存症はれっきとした精神医学的障害です。決して意志が弱いからでも反省が足りないからでもありません。そして精神医学的障害である以上、いくら説教や叱責、あるいは罰を与えても、それでよくなるものではないのです。
なぜなら、薬物を使ったことのある脳は、いつまでも薬物の快感を記憶していて、自分でも気づかないうちに、その人の思考や感情を支配してしまうからです。ですから、薬物依存症に対する専門治療が必要なのです。